新任研修の手引き: 初心に戻り乳幼児を愛する心
令和 新任研修 初心に戻り 乳幼児を愛する心
保育観共有のため、新任保育者を育てる方針作成の手引き
新任が忘れないこと
- 新任は テキパキ・ハキハキ・ニコニコで保育する
- 新任は ありがとうを忘れない
- 新任は 自分勝手な保育をしない
- 新任は 考えるだけでなく調べて行動する
- 新任は 先生と呼ばれることで謙虚さを忘れない
- 新任は 保育の知識と技術を高める努力を忘れない
- 新任は 保育はむずかしいでなく奥が深いを忘れない
新任は自分勝手な保育をするのでなく勤めた園の方針を理解して乳幼児の発達を愛する実践をすることです。
園の理念と方針を理解する
理念「創立の根本」
新任は勤めた園がどのような考えでできたかを最初に理解します。
理念「創立の根本」創立者の考えを全員が理解する事、例えば、「一人ひとりの発達を大切にする事で生きる喜びと生きる力を育てる」「養護=命を守る・情緒の安定を図る・生理的欲求を満たす・保健衛生的な環境を作るに包まれて教育がある」など創立者の考えを認め全員が共通な保育実践に結びつくことを理解しなければなりません。
自分の園の例として理念の点検をします「・・・」
方針と約束
方針 全員が方針を伝えられたら、自分勝手な解釈をしないで教職員の一人として方針を守るが原則と言う保育実践に結びつきます。「ニコニコ・ハキハキ・テキパキ」「有難うと笑顔を大切にして温かい愛のある雰囲気を作る」「一人ひとりの発達を見つけ・気づかせ・発達を親に伝える」等発達を保障する等方針が各園にあります。バラバラな保育実践をすれば保護者は混乱します。悪い噂は口コミで広がり信じられなくなって園はつぶれてしまいます。方針を共有し四月に約束として子どもと保護者に「優しく・丁寧に・わかりやすく・言いっぱなしにしない」年度の途中で保護者に再確認をしたいものです。クラスの子どもたちにも約束を時々丁寧に伝えることです。
自分の園の例として約束や方針を点検します「・・・」
自分のクラスの約束を点検します「・・・」
温かい職場で「なるほど」と理解できる研修
保育者不足のなか温かい職場で、自分を高めてくれる園、この職場に勤めてよかったを味わう場、「なるほど」と理解できる研修を含めて必要です。
新人育成と園の雰囲気づくり
新人が純心な間に園の雰囲気に染めること、認め・受け入れ・助け合う人間関係で職場全員の心が一つに結ばれ保育観のズレが少なくなります。
具体的な保育実践を身につける園内研修
話し方と姿勢
話は背骨で話せ 人前で話すときの心構えを身につけます。背骨が伸び姿勢がピシッとしていると周囲にいる子どもも大人「母親」も話を聞きたくなります。自分が話す時の癖を自覚していたいものです。
間の取り方
間は魔物 聴く人をひきつけるテクニックを会得した技術です。人前に立った時に間を取ることで相手の聴く態度に結び付きます。当然紙芝居や絵本も同じで間を考えるのが話す能力を持ったプロに結び付きます。間がないのを間抜け、間がありすぎるのを間延びと言います。間の上手な人を真似して学習し、さらには自分しかできない独創した話術を身につけます。
クラスの方針と約束
クラスの方針をもつこと「約束をしていなければ叱れない」「人を育てるには初めに約束を伝える」ことで相手は納得する保育となります。子どもに対して新しい場面では約束を作り、守った時には共感します。家庭にも「お母さん、約束をしていないと叱れません」と伝えます。
約束の具体例: 片付けは優しくする
約束として「片付けは優しくする」保育の場面で人や物を大切にする事を伝える能力を子どもたちに身につける教育です。机や椅子を運ぶときにがたがたと音を立てるのでなく優しく持ったら「やさしくもったね」そっと椅子や机を置いたら「優しく置いたね」友達と二人で心を合わせて持ったら「友達にも優しくできたね」といった具体的な働きかけをします。そして子どもたちやお母さんにもクラスで人や物を大切にしている姿を見つけたら具体的にほめていることを伝えて、家庭でも協力してもらうことを伝えます。
日案と笑顔
日案の援助欄に「笑顔で〇〇する」と書けば実践で書いていることを思い出して笑顔がでることを全員が共有します。笑顔がクラスの中にあふれることで子どもたちは愛のある雰囲気を感じます。愛されていると感じることでこのクラスにいたくなり、情緒が安定して安心感を持つことになります。日案は自分が毎日の実践するための目途として立案することで習慣でき子どもと触れ合うときに安心して環境や働きかける援助が身につき保育が楽しくなります。日案の立案は、実践するときに安心でき落ち着いた保育に結び付くことを理解したいものです。
ほめ上手な保育
ほめ上手な保育実践、ほめる事で相手は認められ・受入れられ・愛されていると感じほめる相手の言葉を真剣に聴く態度が育つことを理解します。この先生がほめる姿を示すことで子ども同士がほめあう姿に結び付きます。ほめるには子どもをよく観察していないとほめることができません。また、ケチをつけたり、文句を言ったり、上手にさせるため一生懸命にするのでなく受け入れることです。ほめ上手な姿勢をモデルとなり母親にも説明したいものです。
子どもが子どもをほめる
子どもが子どもをほめる、クラスの中にお互いが認め合う温かい愛のある雰囲気が育つための保育実践です。子どもに「〇〇ちゃん上手だね」という保育ができることで子どもに認められたという感覚になり、一緒に座りたい、一緒に作りたい、一緒に食べたいというかかわる意欲、友達を意識する生き方を身につけます。
怒ったら負け
怒ったら負け、保育者も子どもも見境なくカッとなると生きている中で損することが多い事を理解する教育です。子どもにも「怒ったら負け」という言葉を使って冷静な判断を心がけるようにしたいものです。
自己満足な保育をしない
自己満足な保育実践はしない、子どもの目・耳・手・足となることで子どもの発達を保障する教育を高めることです。主語は子どもです。例えば、机を並べるのに島にするときとコの字にするときと違うことを考えて環境構成します。子どもに背中を向けるのが島にした机の並べ方となります。コの字は子どもから「先生見て」というサインを受け止める温かい態度に結び付きます。
アンダンテ(散歩の考え方)
アンダンテ「程よくゆっくり歩く速さ」散歩の考えの基本となります。ひとりひとりの歩く速さは異なるので、散歩は養護の乳幼児の命を守るには大変つかれます。先生自身も自分のアンダンテを、自覚して人生も進みたいものです。
小さな失敗に目くじらを立てない
小さな失敗にいちいち目くじらを立てない。子どもは失敗するのが当たり前、失敗していることにいちいち目くじらを立てない。過干渉・過保護なお母さんのような保育、ゆとりがない保育態度をしていると体力がもちません。体調を整えたいものです。
掃除は何故するか
掃除は何故するか養護の基本「命を守り・病気にさせない」を理解する実践です。保育室が汚れていたら病気になりやすいです。ものが落ちていたらケガになります。保健衛生的な保育の環境が養護には必要です。
魔法の言葉
今、考えているのだね、魔法の言葉を理解し使い分ける実践です。例えば、遠足に行った次の週に遠足のこと話してと言ってマイクを向けると話せる子もいます、しかし、何にも話せない子がいたときに、「大きな声で言ってね」「はっきり言ってね」という言葉をかけて劣等感を与えることになります。そのようなときに「今、考えているのだね」と魔法の言葉を掛けます。
指導計画と環境構成
このようなクラスの中に温かい愛のある雰囲気の環境を作ることが発達を押さえた月案・週案・日案の書き方を共有します。指針にあるねらいと内容の矛盾点をなくし全員が正しい情報を共有します
乳幼児が主語を基本とするために、環境構成で間違っていれば環境の再構成を瞬時にする姿勢を全員がもち乳幼児の立場になることです。
保育室には温かい愛のある雰囲気として笑顔と有難うが生きる力に結びつく立案と実践を会得します。
指導計画の立案と言葉の共有
指導計画の立案と言葉の共有について、自分の園で言葉の統一をしたいものです。
教育のねらいの書き方と考え方 発達の方向性として卒園までに上手にできればいい=感じる・楽しむ・味わう・広める・深める・しようとする。
内容の書き方と考え方 指導したい内容として「知る・参加する・遊ぶ・守る・世話する」といった言葉を共有します。
環境構成とは、「子どもは環境との相互作用で発達する」保育者として最も重要な言葉で忘れないことです。物的・人的・雰囲気を作成します。
保育記録
保育記録は簡潔にする 事実と意見を分けることでだらだらと記録したり、感想文のような日記にならない記入を園内研修で身につけます。
未満児保育
未満児保育は、笑顔・優しい言葉・肌のぬくもりで養護にある命を守り、情緒の安定を図る保育実践に結びつく努力をします。特に、ぬくもりを与えるために抱き上手と笑顔の保育をこころがけることです。
母親対応
聴き上手な態度
あなたのために腰を落ち着けてじっくり聴いていますよといった聴き上手な態度を大事にします。
母親への助言
また、母親への助言「せっかちな親からノロノロした子が育つ」簡単で心に残るスローガンを覚えていて伝えるのが保育のプロです。木の上に立って長い目で見守る親という漢字のようにいたいものですね。
保育の経験と年齢を重ねたときに親に通じる言葉を工夫したいものです。
母親との面談
自分の子どもの悪い所ばかりを言って気を引こうとしている母親がいます。また、自分「母親」は子育てできているが先生どう思いますかと試している母親もいます。そのような母親に対して、子どもの良い所五つ言ってくださいこのような質問をすることでびっくりした表情をする母親もいます。母親とは違う視点で保育にかかわることで、保育者として信頼感確立のために、この先生はわが子を愛しているという事を感じさせる面談が重要です。子どもを授かった喜びを保育から味わわせる保育者になりたいものです。
通園施設との違い
通園施設とこども園・保育園の教育・保育は治療とは違う事を全員が認識した対応をします。一対一の能力を伸ばす通園施設の指導と子ども同士がほめ合う集団で愛されていると感じて、困難を乗り切る生きる力を育てる教育とは異なっている事を母親に理解させるのが保育のプロです。新任は必ず先輩と一緒に発達を伝え、謙虚で慎重な態度が必要です。
差別をしない対応
親への対応に差別を持ち込まないことです。親の職業など偏見のある見方をしない事が原則です。
連絡ノートの書き方
親をがっかりさせない連絡ノートの書き方が求められます。読んだ後親の心に傷をつけ、痛みを残すような文章を書かないことが原則で園長・主任の了解をもらいます。
職員間の信頼感確立のため
温かい職場づくり
お互いが受け入れ・認め・ほめ上手な職場の温かい雰囲気づくりを心がけることで楽しい職場・続けたいと思える職場・高めてくれる職場そして生きがいとなり長く子どもと一緒にいたいとなります。
個人情報保護とルールづくり
個人情報保護を守り、ねたみや嫉妬のない温かい雰囲気づくりとして、仲間の文句を言ったり、ケチをつけたり、うらやましい態度を取らないルールを作ることが保育の質を高めることに結びつきます
島国根性を作らない
グループで固まらない・新人を育てるため島国根性を絶対作らない。乳幼児の発達「自我能力と主体性」を愛する保育者集団のプロとして温かい雰囲気を作りたいのです。
公開保育について
公開保育が始まる前に、観察者に「可愛いと思ってみて下さい・失敗するのが当たり前」と説明する事で笑顔が満ち溢れた温かい雰囲気ができます。公開保育に参加する人の心構えを教える事で子どもの愛し方を身につけさせることになります。新人は保護者に伝えられないので園長・主任が温かい雰囲気を伝える時を設定します。
保育者の自己点検・自己評価、そして改善に結びつけることで乳幼児の発達を保障する研修にしたいものです。新任は、最初は失敗するのが当然、一つでいいから自信を持つ場にする努力をしたいものです。
園児の命を守る養護
園児の命を守る「養護」壊れた個所や危険な保育場面を気付いたら必ず園長・主任に報告する。全員、乳幼児が登園してきたそのままの姿で帰る時に保護者に返すこと。保育中の命を守り、病気にならないために不衛生な環境を再構成すること、そして大きなけがや命をなくすような環境を点検・評価するのが保育のプロになります。
環境教育
電気のつけっぱなし・水道のぽたぽた・教材「紙・絵の具」の無駄遣いなどしない様に子どもや保護者の前でも物を大事にする姿勢を示し、全員が環境教育を意識した保育を方針としていることを把握したいものです。
教職員全員が協力・協調・協同
教職員全員が 協力 協調 協同
子どもが「主語」を実践する方針にし、お互いに受け入れ、温かい愛のある雰囲気を与えられる保育者を作りたいものです。
